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マウスピース型矯正装置に関する質問と回答(原因、治療法、費用、失敗など)
- 2020/10/4 歯並びに悩んで 前歯の大きさと八重歯が気になり この歯並びだと部分矯正でマウスピース使用は?
- 希望はマウスピース型矯正装置したいです。
- 自分で取りはずせる歯列矯正の装置
- マウスピース型矯正装置と部分矯正
Q.希望はマウスピース型矯正装置したいです。

希望はマウスピース型矯正装置したいです。
この歯並びでも出来ますか?
A. マウスピースの矯正で治る症例は軽症のケースに限られます。 写真を見させていただいた限りでは、マウスピースの矯正でも矯正治療は可能と思われますが、マウスピースの矯正では、歯の前後的移動は出来ますが、歯軸や上下的な歯の移動は難しいと思われます。
つまり、歯の大幅で精密なコントロールはマウスピースでは難しいと言えます。マウスピースの矯正で治る症例は軽症のケースに限られます。
したがって、特に上下的な歯の移動が必要な症例には、矯正装置(ブラッケト)を各歯に接着する方法が最も適当と思われます。
また、一日に18〜20時間使用しなければ効果を得ることは出来ません。つまり、治るか治らないかは、患者様次第ということになります。
ただし、マウスピースの矯正を希望されるのであれば、マウスピースの矯正で矯正治療を開始して、治療経過が思わしくなければブラケットの方式に変更する方法も考えられるでしょう。
いずれにしても、しっかりとした検査・診断をした上で、ご本人の希望にそった治療方針を決定することになります。
Q.自分で取りはずせる歯列矯正の装置 自分で取りはずせる歯列矯正の装置があるって聞いたんですが?
A. 取り外しの出来る、いわゆるレジンアライナー(商品名、クリアライナー)が歯列矯正の装置として用いられています。 ただし、治療できるケースは、歯の混み方が小さい、すき間の小さいすきっ歯の症例など 限定された症例に用いられ、抜歯が必要なケースには原則として用いられません。 また、1日17-20時間、装置を継続的に使用する必要があります。
Q.マウスピース型矯正装置と部分矯正 マウスピース型矯正装置と部分矯正 (前歯の歯列矯正)どちらの方法が良い方法か教えて下さい。
A. 当院では、部分的矯正を6-8ヶ月程してから、早めにマウスピースに代える方法を患者さんが負担なく、安全で確実に矯正出来る方法として提案しております。 マウスピースによる矯正治療では、患者さんが1日18-20時間使用していただければ、1年程で完了することは可能です。
但し、患者さんが必要な時間、装置を使用しない場合は完治まで長期間かかります。また、歯の動きに合わせて基本的には3ケース以上のマウスピースを作り直す必要があります。
■マウスピース型矯正装置の治療費の目安 治療期間 約1年程で完了
基本料30万円
装置料15万円(追加装置料1ケースにつき2万円程 通常3ピース使用)
チエック料5千円(月毎)
マウスピースは取り外しができ、見た目も装置が目立たないのが最大の利点です。ただし、マウスピースによる治療で治すことの出来るのは、限られた悪い歯並びです。たとえば、軽度の歯の叢生(混み合った歯)や小さな空隙などが治療対象になります。
マウスピースによる治療で治すのが難しい症例については、部分的な矯正をお勧めします。外から見えない矯正装置(舌側矯正)で治療出来ますし、1年以内に完了可能です。
当院では、症例によりますが、部分的矯正を6-8ヶ月程してから、早めにマウスピースに代える方法を患者さんが負担なく、安全で確実に矯正出来る方法として提案しております。この場合のマウスピースの費用は実費(5千円程)のみです。
※マウスピース型矯正装置は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医療品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。